ボトックス注射と他の薬の服用について
ボトックス注射は美容整形でも使うものです。
詳しく言うと、ボツリヌス菌という毒を体に打ち込み緊張を抑えるものです。
脳性麻痺の場合、不随意運動の抑制、緊張の緩和などに使われます。
長崎大学名誉教授穐山富太郎医師(私の恩師)によると、
ボツリヌス治療を手がけた最初の症例は10年前で、
重度アテトーゼ型脳性麻痺者であった(脳性麻痺ハンドブックより抜粋)。
という論文があります。
4年前までは首にしか打てなかったと思います。
今は首・腰・手・足にも打てるようになりました。
これは大変な進歩です。
しかし、心臓の後ろには打てない条件があります。
打った場合、死に至るからです。
打った後3ヶ月から4ヶ月は効果があります。
打った後のケアとしては、薬の服用(ダントリウムやセルシン)などを飲んだ方が効果は上がります。
最近のコメント